みなさんこんにちはこんばんは。
まず初めに、GP4thに参加された皆さんはお疲れ様でした。オールスターまでの全ルリグが使用可能となった今回のGPですが、GP用の秘匿デッキが暴れて優勝……という訳ではなく、順当に環境tier1であるリメンバが1、2フィニッシュを飾るという結果でした。
今回私も例に漏れずハンデスリメンバを握り予選は6-0、トナメ2戦目で負けてベスト8に落ち着きました。
デカ乳好きの私が何故貧乳であるリメンバを握ったのか、時系列を追いながら書いていきたいと思います。
1.Wx Pros結成
時は遡り7月、大阪で行われたGP3rd後の飲み会にてこんな話が出ました。
「WIXOSSって他のカードゲームみたいに調整チームが同じ構築をシェアして大型大会に持ち込むこと無いですよね。」
WIXOSSはセンタールリグと共に戦うというゲームシステム上、自分の好きなルリグを使いたい人が多いため、複数人で同じルリグ・同じ構築をシェアするといった事が起こりづらい傾向にあります。
しかしGPで優勝しようとするならば、”その環境において最もマッチしたルリグを使う”ということがベストです。それ即ち、最強のルリグで52枚同じ構築を組み、複数人で使えば誰かは優勝できるのではないかという結論が出ました。
こうして調整チームWx Prosを結成、GP4thに向けた調整がスタートしました。
とはいえ次のGPまでは4ヶ月かつ新弾を1弾挟むため、本格的な調整は新弾発売後から始動しました。
REUNION DIVA発売後、真っ先に台頭してきたルリグはアンケート結果でも巨乳との呼び声が高いサシェでした。
サシェが流行ったことによりDXMが絶滅。新たな環境の幕開けとなりました。
この環境を鑑み、10月中旬の段階で握るルリグの選択肢は3つに絞られました。
・青黒サシェ
・青黒リメンバ
・青青白あや
サシェは言わずもがなのtier1、リメンバは地力が高いためそれぞれ候補に。また、あやはサシェに対して五分以上には戦える&デウスが環境から消えている以上、他のルリグに対しても安定した勝率を取れるため追加候補に。
サシェvsサシェに抗う山vsダークライのような状況で山決めタイムがスタートしました。
3.使用山勘案
10月下旬までそれぞれの候補を回していく中で好感触だったのは青青白あやでした。
リソースをゴリゴリ削るあやは火力こそ無いもののロングゲーム環境にマッチしており、あやは自分の中での第1候補となっていました。
そんな調整の中、ある疑問が。
「あや、青黒リメンバに勝てなくない?」
あや対リメンバを回してるうちに勝率が芳しくないことに気づいたのです。両アシストが軽い&毎ターンルリグ効果でハンドが増える青黒リメンバに対し、あやのリソース奪取があまり効果的ではありませんでした。そこであやは候補から脱落。使用候補はサシェかリメンバの2択となりました。
4.リメンバー・リメンバ
サシェとリメンバのどちらを使うかとなった時、真っ先に思いついたのはリメンバでした。理由としては使う大会がGPであるということです。
普段のセレモニーならまだしも、GPでは予選の1敗が致命傷となります。そのため安定性とルリグ相性差が重要になってくるのですが、リメンバはそのどちらも満たしていました。
ルリグ効果によりプレイのブレを少なくすることができ、殆どのルリグに対して5分以上の相性があることから、11月上旬にはリメンバを使用することが確定していました。
環境については青白黒のコントロール環境がそのまま続くであろうと予想。リソース奪取力を他よりも強めに+火力もある程度担保した構築が必要であろうと考え、従来のあや構築に黒の火力シグニを加えた構築が完成しました。
5.GP本番
ようやく使用デッキが完成し、GP1週間前のセレモニーで試運転。デッキをシェアしたチームメイトを2人ともミラーで破壊し5-1と戦績は上々。火力シグニの追加をし、しこたまミラーの練習をしてGP本番を迎えました。
その戦績は以下の通り。
予選はプレミをしまくりながらも6-0全勝で予選4位通過。一緒に構築をシェアしたウルズさんとからばこさんは5-1、3-2とそれぞれ予選突破はならず。
決勝T初戦は名誉織姫ことてらたかがウムルを携えて目の前に現れました。不利対面ではあったもののLBが強かったことも奏し、最終的にはゆかゆか+Can't stop prettyケアでハンド6エナ3を構えて1面要求して無事破壊。
二戦目は唯一の不利対面であるエクスが降ってきて案の定破壊されて死亡。優勝するぞと気合を入れて臨んだGPはベスト8に終わりました。
6.デッキ構築シェアのすゝめ
Wx Prosとして私が構築をシェアした総合成績は3人で15-4。また別の山をねへほもん氏、あみぃ氏にも提供しており、ねへほもん氏はアイヤイで5-1、あみぃ氏はドロマーデウスで5-1ベスト16と非常に良い戦績を残してくれました。
(協賛:ねへほもん氏ブログ https://ameblo.jp/nehe-blog/entry-12776615177.html)
今回初めて構築シェアを行いましたが、結論としては非常に有意義な時間を過ごすことができました。
環境を読んで構築をする難しさ、みんなでデッキを調整する楽しさ、ちゃんと成績を残すことのできた嬉しさ、勝てなかった悔しさ。その全てがこの2ヶ月間に詰まっており、5年前に世界予選を行脚したチームジーニアスの頃をふと思い出しました。
WIXOSSは基本的に個人戦のゲームですが、みんなで構築を考えて調整しシェアすることでチーム戦のように戦うことができます。
中々難しいかもしれませんが、ぜひ周りの友人と構築シェアをしてみてはいかがでしょうか。きっとかけがえのない経験になると思います。
P.S.
ベスト8悔しすぎておっぱい揉みたくなりました。